最近流行りのポイ活。
ポイントサイト、いわゆるお小遣いサイトを経由して、お得にポイントを貯めていく活動のことを指すみたいですね。
ポイ活初心者の方は以下のような疑問があると思います。
・ポイントサイトって何?
・登録して危なくないの?
・どうしてお金が稼げるの?
この記事はこういった疑問を解決するような内容になっています。
ポイントサイトとは?お金の動き
ポイントサイトの説明で分かりやすいのが以下のような図。
広告主がいて、間にポイントサイトが入って、我々ユーザーがいる。
3者間のやりとりですね。
広告主
広告主の目的は、自社の商品やサービスを販売することです。
当然、販売するためにはユーザーに認知してもらうところから始まります。
そのためにポイントサイトに広告費を支払って広告を掲載してもらうんですね。
ポイントサイト
有名なポイントサイトだと会員数が数百万人といったところはザラです。
広告を掲載することで多くのユーザーにアプローチでき、商品やサービスが売れるとポイントサイトの利益になります。
その利益の一部をユーザーに利用の対価として支払います。
ユーザー
ポイントサイトに掲載されている広告を利用すると、広告費の一部がポイントサイト側から受け取れます。
ポイントが貰える分、ポイントサイトを経由しないで購入するよりもお得になるわけです。
広告主は商品やサービスが販売や認知され、ポイントサイトは広告費を受け取り、ユーザーは商品やサービスをお得に購入できると。
3者win-win-winな関係で、めでたしめでたしな展開。
ポイントサイトの仕組み
しかし上記はあくまで説明を簡素化するためによく用いられる説明で、実際は間にもう1社入ります。
広告主がポイントサイトへ掲載依頼をするケースよりも以下のケースのほうが圧倒的に多いですね。
広告主、ASP、ポイントサイト、ユーザーの4者間のやりとりがほとんどです。
広告主
まず流れとしては広告主がASPへ広告掲載の依頼をします。
「1件売れたらいくら払う。売れなければ1円も払わない。」
といった成果報酬型のため広告主側としても広告が出稿しやすいんですね。
基本的に広告主がやり取りするのはASPのみです。
ポイントサイトともユーザーとも接点はありません。
ASP
ASPはアフィリエイトサービスプロバイダーの略で、売りたい広告主と稼ぎたいアフィリエイターを繋ぐのが主な役目です。
大きなポイントサイトであれば、「こんな広告がありますけどどうですか?」
といった感じでポイントサイトに広告掲載の提案をすることもあります。
ASPがやり取りするのは広告主とポイントサイトのみです。
ユーザーとの接点はありません。
ポイントサイト
ポイントサイトはASPに仕事を貰いにいく立場ですね。
掲載したい広告があれば、ASPに許可を貰って掲載するわけです。
ユーザーが商品の購入なり、サービスへの登録を行うとASPから報酬を受け取ります。
その一部をユーザーに還元するんですね。
ポイントサイトがやり取りするのはASPとユーザーのみです。
広告主とは接点はありません。
ユーザー
ユーザーにとっては3者間も4者間も特に変わりありません。
ポイントサイトの広告を利用すれば、広告費の一部をポイントとして受け取れます。
ユーザーがやり取りするのはポイントサイトのみです。
広告主は売れて良し、ASP、ポイントサイトも同様。ユーザーは普通に購入するよりお得に購入できる。
4者win-win-win-winな関係です。
ポイントサイトって登録しても大丈夫なの?
「ポイントサイトを利用すると、どうしてお金がもらえるのか?」
上記の仕組みを見ると、広告主が支払った広告費用の一部が還元されるから。
ということが分かります。
お金の流れとしては非常に透明性が高いですよね。
では、「どこのポイントサイトに登録しても安心か?」というとそうでもありません。
ポイントサイトは誰でも作れるのが問題
問題なのはポイントサイトが誰にでも作れるという点にあります。
もちろんサイトを作る技術とかそういった話ではなく、信頼がなくても成り立つという話です。
仮にポイントサイトが「広告主、ポイントサイト、ユーザー」の3者間のやり取りであれば問題はありません。無名なポイントサイトにオファーする広告主など存在しないからです。
この場合だとポイントサイトに広告が掲載されていれば、広告主が信頼してオファーした安心できるサイトと考えることができます。
でも実際は4者間のやり取りですから、昨日今日作ったポイントサイトでも広告の掲載ができてしまうんですね。
ASPには誰でも登録できますし、ASPにある広告は即時提携できるものが多数。
ぶっちゃけ、個人が趣味で作ったポイントサイトでも広告の掲載は簡単にできます。
会社名義でも安心はできない
例えば、「このポイントサイトは誰が運営しているのだろう?」
と思ってサイト内の運営者情報を見ますよね。
個人の名前が書いてあると胡散臭いですが、会社名が書いてあると「企業がやってるんだ」
と、少し安心しませんか?
でも個人事業主として起業する場合、税務署に開業届を提出すれば完了ですので会社名であってもまったく安心はできません。
もちろん運営者情報のないポイントサイトは論外です。
無名なポイントサイトのリスク
こういった個人がやっている(あるいは友達感覚の複数人)ポイントサイトに登録するのは結構リスクがあります。
例えば、「広告を利用したのにポイントが付与されない」とか、「ポイントの換金申請しても音沙汰無し」
といった具合です。
ユーザーだけが損をする構図
広告主は商品やサービスが売れれば利益になります。
ASPとポイントサイトも同じです。
でもユーザーだけは違います。
ポイントサイトが支払ってくれなければ利益になりません。
ですからそういった心配のない有名なポイントサイトを選ぶのが初めはおすすめです。
まとめ
ということで、ポイントサイトの仕組みについて書いてみました。
ポイントサイトを利用することでお小遣いが稼げるのは別に怪しいことではありません。
広告主が出した広告費の一部を受け取っているだけですので。
大小さまざまなポイントサイトがあり、基本的な仕組みはどこも一緒です。
ただ、「どこに登録しても問題はないのか?」
と言えばそうでもなく、やはり大手の方が安心です。
それでは良いポイ活ライフを!